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特集〜児童デイすぎとの想い(1)〜

のびゆく木のようにまっすぐと
子どもたちと共にたくさん遊び、たくさん笑い、
安心・安全で明るい空間であるよう努めてゆきたいと思います。

想いを実現するためには「場」と「仲間」が必要!児童デイすぎとの想い。

「安心・安全で明るい」この空間をプロデュースする豊島がどんな想いで、どのような事から始めたか、
これまでの道のりや想いとこれからの運営についてインタビュー形式でご紹介します。


 

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司会
まずは自己紹介からお願いします。

 

豊島
はい、理事長の豊島亮介です。
私は大学時代に教職をとっており、教育にはその三大原則である、学校・家庭・地域、の連携が大切だと考えるようになりました。実際にたくさんの子ども達と出会う中で、環境が子どもたちに与える影響の大きさを身をもって感じるようになったんです。それと地域との連携の大切さも。ですので、現在はまちづくりにも大きく関わっています。

司会
この「児童デイすぎと」が出来たのは3年前でしたよね。地域の児童福祉のニーズに応えるためにできたということですね。

豊島
そうです。でもそれだけではないんです。
東日本大震災が発生した時に、杉戸町には200名近い方々が避難されてきて、その時、私は避難者サロンなどを主催して支援にあたってきたのですが、避難者の方の中に障がい福祉のお仕事を経験されている方がいたんです。
その方を中心にこの施設を立ち上げたんです。だから、「児童デイすぎと」は地域の児童福祉のニーズに応える施設であると同時に、地域との連携、つまり避難者の皆さんの活躍の場、雇用の場にもなる施設としてスタートしました。

司会
なるほど。でも今は避難者の皆さんはいないですね。

豊島
そうですね。避難者の皆さんは震災後の賠償問題の解決などもあり、それぞれの道を選ばれました。
情けない話だけど、立ち上げた当初は子育て経験があれば、障がい児にも対応できると思っていました。
でも、取り組んでいるうちにそれだけではないことに気づいたんです。
残念ながら私には児童福祉と呼ばれる世界が身近な存在で無かっただけに、時間を重ねる度にこの世界の奥深さを知るようになりました。なので、入所施設で長く療育経験をされた方をスーパーバイザーに招いたりして、スタッフの指導力向上に力を入れてきました。

司会
昔は、障がいがある子たちには学校へ行く権利が与えられてなかったと聞きました。

豊島
そうですね、養護学校が義務化になったのは、昭和46年です。
それまではあり得ない話ですけど、就学猶予・就学免除という法律がまかり通り、障がいの重い子たちは学校へ行かなくて良い。つまり、障がいがある子たちには学校へ行く権利が与えられていませんでした。
今のお父さんお母さんにしてみれば「それ本当?」って思うような話ですよね。
でも、障がいの世界では本当にそういうことがあった。
狭い世界に閉じ込められて、その中でしか育つことが出来なかったってことなんです。
でも、その頃からこの児童福祉の世界で活躍しているスペシャリストがいて、今の児童福祉の基礎を作ってきたのもその方たちなんですよね。だからこそ、そのような方々を招いて私たちも必死に勉強を重ねてきました。

司会
平成24年には児童福祉法に放課後等デイサービスが位置づけられ、当たり前のように日中のサービス(デイサービス)を受けられるようになりました。昔は障がいを持っている子は親が見るのが当たり前の時代だったと聞いています。それから比べて40年近くも経つと随分変わったなという印象があります。

豊島
確かに、ほんの40年前まではそんな時代だったとは思えないですよね。
今、僕たちのような放課後等デイサービスは増えつつあって、多くのお子さんを支えることができる世の中になってきました。でもよく考えてみると、これまで閉じられた世界だったから、そこで携わってきた人たちの数はそんなに多くない。それなのに、そんなに一気に施設が増えていることに疑問を感じます。
お子さんを預かっても、ただ本やDVDを見せるだけで、障がいのある人たちを支えることができない、いわゆる「子預かり」の現場が多いと聞きます。埼玉県では放課後等デイサービスが昨年度だけで100か所も増えてるとも。裏を返せばそれだけニーズがあるってことですが…

司会
そうですね。だからこそ、放課後等デイサービスの存在が問われているのですね。

豊島
この世界で長く使われている言葉に、「ノーマライゼーション」というのがあります。
つまり「誰でもが分け隔てなく輝ける社会をつくろう」ということ。でもはっきり言って、言葉だけの空虚な印象がある。
だって、この世界で何十年も言い続けられているということは、それが実現されていないからだと思うんです。
声高に「こうあらねばならぬ!」と言いっぱなしではダメだと思うんです。
世の中を変えてやろうと想うなら、まずは自分が変わらないといけない。つまり「主体変容(しゅたいへんよう)」。
これ、私が好きな言葉なんです(笑)。自らが変わることが必要で、その結果、周りが変わっていく。
浄土真宗の親鸞聖人が言った「安穏(あんのん)」という言葉もまさに「ノーマライゼーション」と同じことを意味していると思います。
私たちもそのために常に自分が変わっていかないといけないと思っています。

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司会
そうですね。誰もが分け隔てなく輝ける社会、素敵だと思います。
そしてその想いは連綿と受け継がれていると思うのと同時に、未だに完成を見ないからとも言えますね。

豊島
ノーマライゼーションという言葉に託されているように、社会が多様な存在や生き方を内包することができる理解や力を持たねばならないと思います。
生まれた時からそこにあれば常識になるのに、障がいのある人たちはある意味で世間と離されてきた。多くの人はその存在を知らないで育ってしまう。
だから、物心ついてから突然彼ら彼女らに出会うとみんな「ギョッ」としてしまう。それが同じ人間であるのに。
これからはそんな常識を変えていかなければいけないと思っています。

司会
社会が理解しないといけない。そのためには放課後等デイサービスの役割も重要ですね。

豊島
だからスタッフには、子どもたちへの接し方だけでなく、施設全体のことも考えて日々を務めてほしい、と思っています。
前向きな気持ちで色々なものを吸収して自らが進んでいこうとする力が必要だと思います。
うちもまだ3期しか経っていないので制度が整ってはいないですが、スタッフが学べる環境は整えていこうと思っています。
必要な書籍は揃えるようにしてるし、県社協が主催する研修などに参加する場合は補助を出すようにしています。
そして、僕らはまだまだ小さい施設なので、全員野球じゃありませんが、全員支援・全員運営・全員営業が重要だと思っています。

司会
スタッフが一つになって進む、児童デイすぎと。なのですね。
次に、施設で行っているプログラムについてお話しを聞かせてください。

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彼ら彼女らに必要なのは「特別なこと」ではなく、みんなと同じ「当たり前のこと」

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